ネスレ|売上15.2兆円・コーヒーに次ぐ稼ぎ頭は「犬猫のごはん」だった|160年資源を握り続けた食品企業の正体
かつて世界中で水ビジネスを大規模に展開していたイメージはもう過去の話。
1938年ブラジルの困り事から、2018年スタバへの71.5億ドル、2027年に水事業から撤退する逆説。そして1866年に赤ちゃんを救おうとして始まった会社が、創業160年後の今も乳幼児食品で叩かれている皮肉。ネスレを「資源企業」という視点で見ると、全部つながる。
この記事で学べること
「ネスレってキットカットとネスカフェの会社でしょ?」と思ってたりしない?
ネスレ(Nestlé S.A.)は世界最大の食品企業で、2025年の売上はスイスフラン(CHF)で約895億(約15.2兆円・1CHF=170円換算)。コーヒー全体は売上最大カテゴリ(27%)だが、それはネスカフェ単体ではなくネスプレッソとスタバのライセンス売上が束になった数字だ。単一ブランドで最大なのはPurina(21%)。そして水はわずか4%。「資源を早く押さえて、リスクが高くなったら手放す」という一貫した発想が、160年以上この会社を世界トップに置き続けてきた。2025年〜2026年にはリストラ・売却が一気に加速し、経営の根幹を揺さぶる局面に入っている。
✓ ネスレの売上の正体:Purinaが単一最大ブランドになっている理由(数字付き)
✓ コーヒー全体で年間245億CHF、スタバとの提携をJAB Holdingsの買収戦略と比較
✓ 水事業を手放す経営判断の裏側と、Perrier訴訟のグレーな決着
✓ 1866年に「赤ちゃんを救うため」に作られた製品が、なぜ今も不買運動の標的になっているのか
✓ 株価40%下落・1年余りで3人目のCEO・16,000人削減。経営危機の正体
✓ 経営者・マーケター・会社員・消費者、それぞれが持ち帰れること
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1866年、スイスの薬剤師が解こうとした問題
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- チョコじゃない、コーヒーでもない。ネスレの「本当の稼ぎ頭」
- 1938年、コーヒーが余って困っていたブラジル
- 71.5億ドルで「店舗ゼロ」のスタバ提携
- 世界中で水を売ってきた会社が、水をやめようとしている
- 水だけじゃない。ネスレで今、起きていること
- 告発から半世紀以上、不買運動も今なお続く
- アフリカ20カ国の乳幼児食品と、欧州の「同じ商品」
- ネスレだけが特別なのか?競合と比べてみる
- まとめ:先行投資で握り、手放す判断をする。ネスレ戦略から学ぶこと
- 経営者・マーケター・会社員・消費者、それぞれが持ち帰れること
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