富士フイルム、化粧品も医薬も半導体も『異業種参入』やなかった|90年続く1つの技術で売上3.2兆円に化けた自己定義術
しかも化粧品も医薬も半導体も、全部「異業種参入」やない。
感光層の主成分50%に、その答えが埋まってた。
この記事で学べること
「本業が消える」って、実際にはどれくらいのスピードで起きるか知ってる?
富士フイルムの本業、写真フィルム市場は2000年から10年で90%消滅した。売上の6割、営業利益のほぼ全部を稼いでた事業が、10年で10分の1になった。
普通なら潰れる。でも富士は2025年3月期(FY2024)売上3兆1,958億円、営業利益3,302億円で過去最高を更新してる。同じ崖に立ったコダック(米)は破綻、アグファ(ベルギー/独)は半年で破産、コニカミノルタ(日)は縮小均衡。
何が4社の運命を分けたのか、その答えを「技術の棚卸し」という1つの思想で読み解いていく。
✓ 本業消滅の危機に「5,000人削減+構造改革費1,650億円」を1年で飲み込んだ古森重隆さんの決断スピード
✓ 写真フィルムの感光層(銀塩粒子を支える層)の主成分の約50%がゼラチン(コラーゲン由来タンパク質)だった、という意外な事実がコンシューマーヘルスケア事業(化粧品+サプリ)350〜450億円規模(推計)を生んだ理由
✓ コダック・アグファ・コニカミノルタ・富士、同じ崖に立った4社の運命を分けた「自己定義」の差
✓ 「迷走買収」と笑われた富山化学約1,300億円が、コロナ禍で世界約80カ国に無償提供され、2024年にSFTSで国内唯一の治療薬として結実した16年越しの伏線、そしてバイオCDMOで世界トップ5の一角を占めるまでに至った本命の成果
✓ 明日から自社で使える「技術の棚卸し3ステップ」
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10年で市場の90%が消えた
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- 「検討してどうする。今決めろ」
- 2万点の技術を「素材・工程」レベルで棚卸し
- 感光層の主成分はコラーゲンだった
- 同じ崖に立った4社、10年後の景色
- 1,400億円の「迷走買収」が本当に獲りにいったもの
- 消えたはずの「写真」が、一番儲かる事業になった皮肉
- ちょっと待って。売上の8割以上が非フィルムやのに、なんで社名変えへんの?
- 越境で蘇った5社の共通点
- まとめ:「技術の棚卸し」という武器
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