ヤマトも佐川も動かせなかった再配達率15.5%→7.6%|動いたのは"2024年問題"の時だけ
2017年、ヤマト運輸の未払い残業代230億円で「宅配クライシス」が起きた。値上げも総量規制も、再配達率という数字を動かせなかった。2020年、コロナで一度だけ動いたが、すぐに揺り戻された。本当に動いたのは2024年だった。
ひろ🐼データをストーリーで語るマーケター
2026.08.31
読者限定
この記事で学べること
「値上げすれば」「規制をかければ」問題は解決する。そう思っていないだろうか。
宅配便の再配達率は、業界の非効率さを映す数字だ。2017年以降、値上げでは動かず、コロナで一度だけ急落したのにすぐ揺り戻され、2024年になってようやく本当に下がり始めた。
✓ 良い数字が出たとき、それが「本物の改善」か「一時的な追い風」かを見分ける視点(コロナ禍の急落とそのリバウンドから)
✓ 値上げしても業績が上向かないとき、価格対策と構造対策のどちらが必要かを切り分ける考え方(佐川・ヤマト・日本郵便、3社の選択から)
✓ 「制約があるから変えられない」と思ってる業務ほど、実は動かせる理由(日本郵便が最後に動いた理由から)
***
マーケやビジネスモデルの事例をストーリーで深掘り。ほぼ毎日届くニュースレター。
登録で全文無料で読めます。
サポートメンバーにはさらにニュース性の高い速報記事やリクエスト事例もお届け。
ぜひ登録ください。
***

2017年、「宅配クライシス」という言葉が生まれた
この記事は無料で続きを読めます
続きは、5490文字あります。
- 値上げしても、2年経っても、数字はほとんど動かなかった
- コロナが、一度だけ「解決」したように見えた
- だが、半年でリバウンドし、そこから3年動かなくなった
- 佐川急便 :外圧を待たず、自力で仕組みを変えた稀有な例
- ヤマト運輸 : 値上げは正しかった。それでも構造は動かなかった
- 日本郵便 : 「断れない」制約の中、ついに動いた
- 2024年、今度は制度という外圧が構造を動かした
- まとめ:本当に動いたのは、2つの動きだけだった
すでに登録された方はこちら