Nike、「正しい戦略」で自爆した話

「中間業者を切れば儲かる」

Nikeは教科書通りにやって、株価30%下落した

空けた棚には、知らないブランドが座ってた
ひろ🐼データをストーリーで語るマーケター 2026.02.09
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何が起きたのか

2024年、Nikeは異常事態に陥った

同じ年にS&P500が+25%上がる中

Nikeだけ30%下落

差が55%もある

しかもCEOが交代した

新しいCEOは

「32年間Nikeで働いた生え抜き」

外部から来たCEOの戦略を、インサイダーが巻き戻そうとしてる

何があったん?

***

この記事で学べること

Nikeの失敗って「戦略が間違ってた」わけやないねん

むしろ「正しい戦略」やったから怖い

✓ 株価30%下落と同年S&P500 +25%の「55%の差」が生まれた理由

✓ 取引先を30,000社→40社に絞ったら何が起きたか

✓ 空いた棚に入ってきたHokaが6年で12倍成長した話

✓ Amazon撤退→6年後に復帰した「コントロールの幻想」

✓ 32年のNike社員が戻ってきた理由

✓ 「中間業者」を切る前に考えるべきこと

***

目次

1. 32年インサイダーが戻ってきた理由

2. 「正しい戦略」が裏目に出た

3. 空いた棚は競合へのプレゼントやった

4. Amazonを「去った」→「戻った」6年間

5. D2Cブームの終焉

6. 復活への道

7. まとめ:チャネル戦略は「振り子」

***

32年インサイダーが戻ってきた理由

2024年10月、Nikeに一人の男が戻ってきた

エリオット・ヒルさん、64歳

1988年に営業インターンとして入社して

32年かけて19の役職を経験した「生粋のNike人」

彼がCEOに就任した日

株価は7%上がった

市場は

「やっとまともなリーダーが戻ってきた」

と歓迎したわけ

なんで「戻ってきた」なん?

実は彼の前任者、ジョン・ドナホーさんはNike史上2人目の「外部CEO」やった

eBayやServiceNowでデジタル変革を成功させた実績を買われて、2020年にCEOに就任

「デジタル時代のNikeを作る」という期待を背負ってた

結果はどうやったか?

2024年、Nikeの株価は約30%下落

同じ年にS&P500は+25%

差が55%もあるのは異常事態やん

ドナホーさんは退任して、ヒルさんにバトンを渡した

***

「正しい戦略」が裏目に出た

ドナホーさんが推し進めたのは「D2C」戦略や

D2Cって何?

お店を通さず、自分たちで直接売ること

イメージで言うと、メーカーが問屋を飛ばして消費者に直売する感じ

これ、理屈では正しいねん

小売店に払う手数料がなくなる

顧客データも自分たちで取れる

利益率も上がる

「中抜きしたら儲かる」

って言われるくらい経営の教科書的考え

2017年、Nikeは大胆な決断をした

取引先を30,000社から40社に絞る

99%以上を切る計画や

Zappos、DSW、Urban Outfitters...

次々と取引を終了していった

狙いはわかる

でも結果はどうなったか?

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続きは、2386文字あります。
  • 空いた棚は競合へのプレゼントやった
  • Amazonを「去った」→「戻った」6年間
  • D2Cブームの終焉
  • 復活への道
  • まとめ:チャネル戦略は「振り子」

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