東進ハイスクール|81人の講師が1,100校で稼ぎ続ける"三方よし"の設計
その仕組みの核心は「受講生が得をして、講師も得をして、会社も得をする」。関わる全員に続ける理由を設計したことにある。
月2,178円のスタディサプリが140万人超を集める今も、売上は過去最高を更新し続けている。
この記事で学べること
「なぜ東進だけが生き残っているのか」と気になったことはないでしょうか。
東進ハイスクールを運営するナガセは2025年3月期時点で過去最高となる売上552億円を記録。校舎数は全国1,100校以上。一方で代ゼミは最盛期は約100校規模から現在わずか6校。業界主要396社のうち126社(31.8%)が赤字という極端な二極化の中で、なぜ東進だけが勝ち続けているのか。
この記事では、東進が30年かけて作った「三方よしのビジネス設計」の全貌を、業界全体の地殻変動と合わせて読み解く。
✓ 1988年に「縮む市場」を見切った判断が、なぜ1,100校を生んだのか
✓ 河合塾・駿台・代ゼミ・東進が取った「4つの正解」の違い
✓ 代ゼミが6校になっても潰れない本当の理由(不動産転換+SAPIXグループ化の構造)
✓ SAPIXが3年間258〜313万円でも選ばれる理由と、関西3強が首都圏と全然違う話
✓ 塾市場9,850億円が少子化の中で維持できている「4つの構造的理由」
✓ 「著作権はナガセ帰属×完全出来高制」という設計が受講生・講師・会社の三方に何をもたらしたか
✓ スタサプ140万人超 vs 東進約12万人、「ティーチング→コーチング」シフトで業界が生き延びる構造
✓ 学童保育・英語・探究学習まで1社で囲い込む(垂直統合)「総合エデュケア施設」化の最前線
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1971年、アパートの1室から始まった塾
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- 1988年、「縮む市場」を捨てた決断
- 「縮む市場」の4つの正解 — 河合塾・駿台・代ゼミ・東進の生き残り方
- YouTubeの14年前、衛星で授業を届ける
- 代ゼミの"もう1つの正解" — 100校→6校でも生きている理由
- 「縮む市場をM&Aで先手」という3度目の判断
- 中学受験という"もう1つの戦場" — SAPIX・早稲田アカデミー・四谷大塚
- 塾市場9,850億円を支える「4つの構造」
- 「著作権はナガセ帰属」という設計が、誰のためのものか
- なぜ林修さんはタレントと講師を両立できるのか
- 2020年、30年前の賭けに答えが来た
- 月2,178円の刺客、スタサプという破壊的競合
- 1,100校は資産か、負債か
- 業界の3割が赤字 — 二極化の終着点
- 塾はもう「教える場所」じゃない — 総合エデュケア施設への変貌
- まとめ:東進から学べる仕組みの本質
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