小林製薬、26期連続増益を生んだ「変な名前」と、一瞬で崩した1つの商品
ダサいと笑われた商品名が、なぜ155ブランド・売上1,700億円を作れたのか
その答えを知った後に聞く「紅麹問題」は、ちょっと重みが違ってくる

卸業のボンボンが、アメリカで目覚めた
1965年、26歳の青年がニューヨークにいた
小林一雅さん
小林製薬の2代目社長の長男で、大学在学中に父を亡くしてる
コロンビア大学に1年間留学して、マーケティングと広告を学んだ
当時の小林製薬は医薬品の卸売業がメイン
自分たちで商品を作ったことなんて、ほとんどなかった
「メーカーと小売の間に立つだけ」の商売に将来はない
アメリカで消費財メーカーの強さを目の当たりにした一雅さんは、帰国後に決意する
「自分たちで商品を作って、自分たちで売る会社に変える」
この26歳の決意が、その後60年にわたって
日用品業界を騒がせ続ける「変な名前の会社」の始まりやった
ただし、この物語には光だけじゃなく影もある
そこまで含めて書いていく
この記事で学べること
「なんであの変な名前の商品、売れてるんやろ」と思ったこと、ない?
小林製薬は「名前のない不便に名前をつける」ことで、
ニッチ市場を次々と作り出した会社や
花王の9分の1の売上なのに、営業利益率は業界トップクラスの17%超
その秘密と、26期連続で勝ち続けた会社が一瞬で崩れた教訓を、
まるごと1本にまとめた
✓ 便器100器を屋上に並べて4年。ブルーレットが年間176億円になるまでの人間ドラマ
✓ 「ばかにしたような名前」と批判された商品が売上倍増。SNSで大喜利になるほど浸透したネーミング戦略の裏側
✓ 花王もP&Gも真似できなかった4つの理由
✓ 26期連続増益が一瞬で崩れた紅麹問題と、それでも倒れんかった理由
✓ 紅麹後に発売された「ムズナイト」が証明する、この会社のしぶとさ
目次
1. 便器100器、屋上のトイレ、4年の執念
2. 「ばかにしたような名前」が売上を倍にした
3. SNSで「小林製薬ゲーム」が流行る異常さ
4. 花王もP&Gも真似できなかった4つの理由
5. 10億円の池でシェア50%を取る
6. 26期連続増益を、たった1つの商品が壊した
7. 「ポリデント100億円喪失」という前例
8. 「ムズナイト」が証明するDNA
9. 要するに、この会社の武器は3つ
便器100器、屋上のトイレ、4年の執念
アメリカから帰国した一雅さんが最初にやろうとしたこと
トイレの水を青くする芳香洗浄剤
アメリカのレストランでトイレに入ったとき、水を流したら青かったらしい
タンクに入れる芳香洗浄剤で、青い水を流してトイレの汚れを防ぐ仕組みやった
「日本のトイレもこうしたい」
帰国して社内に提案した
結果は猛反対
「トイレの商品なんかブランドが傷む」
「開発の実績もないのに無理やろ」
「販路が確保できない」
当時の小林製薬は卸業がメイン
メーカーとしての実績はほとんどなかった
でも一雅さんは引かんかった
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- 「ばかにしたような名前」が売上を倍にした
- SNSで「小林製薬ゲーム」が流行る異常さ
- 花王もP&Gも真似できなかった4つの理由
- 10億円の池でシェア50%を取る
- 26期連続増益を、たった1つの商品が壊した
- 「ポリデント100億円喪失」という前例
- 「ムズナイト」が証明するDNA
- 要するに、この会社の武器は3つ
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