コストコ、売上41兆円の利益の半分は「会員証」から来ている

18歳でスーパーの袋詰めをしていた男が、たった1つだけ決めたルール
40年後、そのルールが「値上げしたら◯すぞ」という言葉を生んだ
そして1.45億人が毎年お金を払い続ける仕組みが完成した
ひろ🐼データをストーリーで語るマーケター 2026.03.01
読者限定

「値上げしたら、お前を◯すぞ」

2013年のある日

コストコの社長Craig Jelinekさんが、創業者のJim Sinegalさんに相談を持ちかけた

「フードコートのホットドッグ、赤字なんです。$1.50を$1.75にしませんか?」

たった25セント、日本円で40円の値上げ

普通の経営判断やと思うよね

Sinegalさんの返事はこうやった

「値上げしたら、お前を◯すぞ。自分で考えろ」

冗談みたいやけど、

これは本人が2018年に商工会議所の講演で語った実話

じゃあどうしたか?

仕入先が値上げを要求してきたら、自分でホットドッグを作る工場を建てた

「自分で作ればいい」

値上げするくらいなら製造ラインごと自前で用意する

この判断の裏には、1つの哲学がある

「商品で儲けるな。商品は全部、お客さまへのサービスや」

この一言が、売上41兆円の会社を作った原点やった

***

この記事で学べること

「コストコって安いスーパーでしょ?」と思ったこと、ない?

実はコストコの正体は「スーパー」やなくて「会員権ビジネス」

18歳でスーパーの袋詰めから始まった男が作った「たった1つのルール」が、世界最大級の小売企業を支えてる仕組みを4つの切り口で深掘りする

✓ 売上の2%にすぎない会員費が、なぜ営業利益の50%以上を生むのか

✓ 創業者が40年前に定めた「14%ルール」がいまだに破られない理由

✓ Netflix、Spotify、Amazonプライムより高い更新率92.3%の心理設計

✓ 赤字のホットドッグが最大の利益を生む逆説のカラクリ

***

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3443文字あります。
  • 袋詰めの青年が学んだ「師匠の教え」
  • 売上41兆円のスーパー、利益の正体は「売上の2%」
  • 40年間破られていない「14%ルール」
  • なぜ1.45億人は会員を辞めないのか?
  • $1.50のホットドッグが最強の武器になる理由
  • まとめ:コストコの「逆説経営」4つの公式

すでに登録された方はこちら

読者限定
バーガーキング、77店から約800億円買収へ。「マックの隣」戦略と20...
読者限定
ソニー、利益の4割を稼いでた事業を手放したら、時価総額が1兆→20兆に...
読者限定
LEGO、売上2兆円を生んだ「0.01mmの規格」と68年の執念
読者限定
SmartNews、ユニコーン企業が赤字191億円でもIPOする5つの...
読者限定
トリュフオイルの中身は...248円チキンと80万円の差は香料数滴
読者限定
ニューヨークの航空事故。管制官が無線で残した一言
読者限定
Shopify、時価総額120倍。Amazon売上No.1の会社が破産...
読者限定
すき家から始まって売上1兆円。吉野家の倒産を目の前で見た男が43年かけ...